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Functional techniques

執筆者の写真: trefle osteotrefle osteo

今回はFunctional techniquesについて紹介します。




どんなテクニック?

Functional techniquesは

関節をターゲットとしたテクニックで

関節周辺の組織(皮膚や筋膜など)の

柔軟性を改善させます


このテクニックは

ダイレクトとインダイレクトの両方で

使うことができますが

比較的インダイレクトテクニックとして

用いられることの方が多いです。


そのため

関節が一番ニュートラルなポジションから

関節の動きの抵抗の少ない方向に

ポジショニングを行い

ターゲットとしている組織の柔軟性が

改善されるのを待ちます。


例えば、膝関節で行う場合

関節が一番緩んだポジションから

屈曲伸展、内転外転、内旋外旋、圧迫牽引の動きの

それぞれ抵抗の少ない位置で

膝関節周辺の組織が緩んでいくのを待ちます。


テクニックの終わりの合図は

先ほどから出てきている”緩み”です。


その他にも

その”緩み”に伴って起こる

関節周辺の温度の上昇(暖かくなる)や

脈を感じやすくなるなどがあります。



どんな時に使うの?

このテクニックは

関節の動きが良くない時に使われます。


関節の動きが悪くなる原因はさまざまですが

このテクニックが使われるのは

関節周辺の組織の柔軟性低下によって

関節の動きが悪くなった場合です。


そのため、変形性関節症やリウマチなど

関節自体の構造が変わってしまったことによる

関節の動きを改善することはできません。


ただし、関節周辺の柔軟性を改善することで

関節の曲げ伸ばしが少し楽になることはあります。


また、このテクニックはBLT やMETと違い

特定の組織(腱や筋肉)を改善するのではなく

”関節周辺の組織”がターゲットになるので

このテクニックを使うことで

関節全体をニュートラルにすることができ

関節の動きが悪くなっている

メインの要因となる組織を明確にすることもできます。



どんなことに注意することは?

Functional techniquesはBLTやPR以上に

OMTの中でも優しいテクニックなので

特別気を付けないといけないことはありません。


しかし、もちろん

このテクニックを施している最中に

患者さん/お客さんが痛みや違和感などを訴えた場合には

すぐに施術をストップする必要があります。


また、関節部分の急性的なケガの直後にも

十分な注意を払って施術を行う必要があります。



最後に

OMTの中でも上位に入るほど

優しいテクニックであるFunctional techniquesですが

当然、適応・不適応を見誤ると

自分の思ったような効果が出なかったり

むしろ、それ受けた人が不快に感じてしまうこともあります。


施術を行う際には

しっかりと診察をして的確な判断を行ったうえで

行いましょう。

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