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STM(Soft-tissue Massage)

執筆者の写真: trefle osteotrefle osteo

今回はSTMについて紹介します。




STMって何?

STMは簡潔に言うと

オイルやクリームなどを用いて行うマッサージです。


そしてこのテクニックは

身体の表面部分の組織(皮膚、筋膜など)の

ハリやコリを取り除くために用いられます。


また、ハリやコリに抵抗して行うので

ダイレクトテクニックに分類されます。


筋肉をほぐす際にも使われますが

表面に位置している筋肉の一部分にしか

効果を発揮することができないので

筋肉をターゲットとして使われることは

あまりありません。


しかし、皮膚や筋膜などの

筋肉の周囲にある組織の柔軟性が低下すると

それに伴って筋肉の動きが悪くなり

本来の機能をしっかりと発揮することが

できなくなってしまいます。


そのため、MFRやMETなどの

他のテクニックの効果をあげるのに

とても有効なテクニックです。


その他にも

血液循環やリンパの流れの改善を促したり

リラックス効果を得たりもできるので

局所的かつ全体的に効果を期待できるテクニックです。



どんな時に使うの?

STMを行う際には

何の目的でこのテクニックを使うのか

明確にしておくことがポイントです。


治療の導入として使われることも多い

このテクニックは

さまざまな目的で使われます。


導入として利用される際には

皮膚などの軟部組織の柔軟性の改善を目的としています。


なぜなら、

軟部組織の柔軟性の低下は

筋肉やその他の組織に対する施術の効果を下げたり

それらの回復を妨げるからです。


また、浮腫みなどがある場合には

体内の水分(血液やリンパなど)の

循環を改善する目的で利用されます。


さらに、疲れやストレスがみられる場合にも

リラックス効果を目的として

このテクニックを使うこともできます。



どんなことに気をつけたらいい?

STMを行う際の注意点は

強さとこのテクニックの効果の理解です。


どんな目的でこのテクニックを用いたとしても

適切な強さで施術を行わなければ

その効果を得ることができません


また、強すぎる場合には

不快感や痛み刺激による防御反応、

施術後の症状の悪化など

逆効果となってしまいます。


そのため、患者さん/お客さんと

コミュニケーションをしっかりとって

強さの確認をしながら

施術を行う必要があります。


そして、施術を行う側は

STMがどのような効果を持っているのかを

把握しておく必要があります。


先ほども書いたように

このテクニックは筋肉をほぐす目的では

使われることはありません。


なぜなら、身体は筋肉が折り重なっているので

マッサージなどの身体の表面から刺激は

ほとんど効果がない(根本的な治療にならない)からです。


もし筋肉の柔軟性を改善しようとSTMを用いた場合

手や指などに大きな負担がかかり

施術者自身の身体に悪影響を及ぼしてしまいます。


そのため、

このテクニックがどれだけの効力を持っていて

どのような目的で利用されるのかを

しっかりと理解しておく必要があります。



最後に

STMは身体的・精神的の両面に対しての

アプローチをできるテクニックですが

利用方法やその目的を間違えてしまうと

その効果が発揮できなかったり

逆効果になってしまうこともあるので

施術の際には注意しながら行いましょう。


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