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月経周期と自律神経は乱れには関係がある⁉

執筆者の写真: trefle osteotrefle osteo

心も身体も重たくなる月経ですが

私たちの身体は、月経が起こる時だけではなく

平均28日の長い期間をかけて

ホルモンバランスの変動の影響を受けています。


そして、その影響は

自律神経の乱れとも関連していると言われています。


今回は、「月経と自律神経の関係」について紹介します。




月経周期後半はリラックスしにくい⁉

月経周期は個人差がありますが

平均で28日とされていて

排卵を境に前半後半で分けた時に

前半を卵胞期(卵胞が成熟する期間)、

後半を黄体期(黄体が形成される期間)と

呼ばれています。


ホルモンバランスの変動としては

排卵の数日前から始まり

月経開始と同時に落ち着くので

黄体期には常にホルモンバランスが

変動している状態です。


自律神経の乱れは

PMS(月経前症候群)を持つ女性の

特に黄体期によくみられます。


そのため、この自律神経の乱れは

ホルモンの影響を受けている可能性もあると

言われていますが

PMSないしは月経中の不快感や腹痛などの

月経に対する嫌なイメージ/記憶から

月経が近づくにつれて

気持ち的に憂鬱になることにより

自律神経に乱れが出るという研究もあるため

月経周期と自律神経の乱れの

明確な関係性についてはわかっていません


しかし、排卵前後で急激な変動をする

女性ホルモンの1つであるエストロゲンは

自律神経を含むさまざまな臓器のシステムに

影響を与えると言われているので

黄体期の自律神経の乱れの

きっかけになっているのかもしれません。


自律神経の乱れ方としては

交感神経の働きに関しては

強くなる人もいればあまり変動がない人もいますが

副交感神経の働きが弱くなると言われています。


そのため、排卵前後になると

リラックスができにくくなることも影響して

睡眠の質の低下や疲労感の増加など

生活に影響が出てくる女性も多いです。


また、排卵前後から黄体期にかけての

長期間にわたる交感神経優位の状態は

気分の低下を引き起こしている

可能性もあるとも言われています。



自律神経の乱れを抑えるには?

自律神経の乱れがホルモンの影響がある以上、

乱れを完全になくすということは

薬などの治療を行ってもとても難しいです。


ですが、日常の中で

リラックスに切り替わるきっかけを

作ってあげることで改善することもできます。


例えば、香りを用いることで

リラックスしやすくなると言われています。


日本のある研究では

柚子の香りを10分嗅ぐだけで

月経周期に関係なく心拍数の減少などの

リラックス状態を示す効果がみられ

少なくとも25分間は持続されたと言われています。


柚子は柑橘系のものなので

覚醒などの効果があるリモネンが主成分なのですが

リモネンの効果を最も発揮する

グレープフルーツよりも含有量は少なく

リラックス効果のある成分の

リナロールなども含んでいるため

リラックスに促す効果が

あるのではないかと言われています。


その他にも

音楽や食事の改善により自律神経の乱れを

改善することもできるので

なるべくリラックスできる音楽を聴いたり

栄養素としてトリプトファンやビタミンB6などを

多く含むものを食べるようにするなどすると

身体をリラックスモードに促しやすくなります。


また、適度の運動によっても

自律神経の乱れは改善されますが

月経中やPMSの症状が出ている時には

動くことすらしんどい方もいると思うので

その時期以外の時に

運動を習慣とすることで

月経周期による自律神経の乱れを

軽減する可能性もあります。


もちろん、症状の軽い方や

症状の軽いときに

軽いストレッチなどを行うだけでも

筋肉に緩みを作ることができて

リラックスしやすくなるので

無理のない範囲で行ってみてください。



最後に

心も身体もつらい月経は

日常生活に支障をきたすこともある

月に一度の一大イベントです。


自分にあった方法を見つけて

少しでも足取り軽く過ごせるように

心がけてみましょう。

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