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目の疲れは、首の不調の原因に⁉

長時間のパソコン作業や指先の細かい作業など

何かを集中して見た後は

目に疲れを感じることがあると思いますが

その時に、同時に首にも疲れや痛みを

感じたことはありませんか?


実は、目が疲れていると

首に痛みや動かしにくさなどの

不調を起こしやすくなるんです。


そこで今回は

目の疲れと首の不調の関係について紹介します。





目の疲れは、○○を伝って首へ

目(眼球)は、見たいものを追えるように

いくつもの筋肉によって動いていて

それらの筋肉は筋膜に覆われています。


そして、その筋膜は

おでこ→頭→首の後ろを通って

背中の方まで続いています。


筋膜は、筋肉の状態(柔軟やダメージなど)の

影響を強く受けるので

筋肉に疲労が溜まって凝り固まってしまうと

筋膜も同時に柔軟が低下してしまいます。


そのため、目を酷使する作業を長時間行うことで

目の周りの筋肉に疲労が溜まると

それが筋膜に伝わり次第に首にまで

影響を与えてしまう可能性があります。


また、目が疲れることで

焦点を合わせずらくなる(見えづらくなる)ので

頭を前に出して見えやすくしようとするため

首に負担がかかり不調が起こりやすくなります。


目の疲れ
後頭下筋群

さらに、この目~首をつないでいる筋膜は

首の後頭下筋群(Suboccipital mm)を覆っていて

この筋肉は硬膜とも接着しているため

硬膜のハリも強めてしまい

頭痛を起こしてしまうこともあります。



目のケア=首のケア!

ここまで、目の状態が

首に影響を与えると紹介しましたが

それは逆も言えることです。


首に不調があることで

目が疲れやすくなりますし

それによって首の不調は悪化しやすくなるため

負のループにはまってしまいます。


そのため、目のケアと首のケアは

セットで行うことが大切です。


1日の終わりのケアはもちろんですが

作業の合間にも軽く首周りを動かしたり

空気が乾燥気味だったり

目に不快感がある場合には

目薬をさすなどの簡単なケアを取り入れることで

疲労の蓄積を防ぐことができます。


首のケアの際には

特に首と後頭部の境目周辺を意識して

ストレッチや軽くマッサージをすると

後頭下筋群の周辺のコリやハリが緩和されます。



肩や胸周辺も同時にケアでより効果的に!

先ほど、目を動かしている筋肉の筋膜は

首の後ろの方に向かってついていると紹介しましたが

顔/頭からは横を通って肩・腕に向かうものと

前を通って胸の方に向かう筋膜もあります。


筋膜だけに限った話ではないですが

身体の組織は、それぞれがきれいに

分け隔たれているわけではないので

近くに位置しているものは

お互いに影響を受けやすく

直接的には影響はなくても

長期間放置することで全く関係ない

離れたところでも不調が起こることがあります。


そのため、目の不調や首の不調を放置すれば

肩周辺の不調(肩コリや肩関節の動きの悪さなど)や

胸周辺の不調(肋骨の動きが悪いなど)を

引き起こしやすくなってしまいますし

その逆も起こることがあります。


時間に余裕がある時には

目と首のケアに加えて

肩周辺と胸周辺のケアも行うことで

より目や首の不調が起こりにくくなるので

普段、これらに疲れを感じやすい方は

ぜひ取り入れてみてください。



最後に

身体はあくまで “1つの個体” なので

1つの不調は他に影響を与えるし

その不調はもしかしたら何かの影響で

起こっている可能性もあります。


身体の全体のケアを

いつもしてあげられれば一番理想的ですが

忙しい日々でそれは難しいと思うので

せめて2~3カ所のケアは心がけてみてください。

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