湿度が高いと身体が休まらない!?
- trefle osteo
- 6月24日
- 読了時間: 3分
梅雨から夏にかけては
気温の上昇とともに湿度もグンと上がって
「不快指数が高い」なんてよく言われますよね。
そして、この時期には
寝苦しくなって睡眠の質の低下を
感じる方も多いと思います。
そこで今回は、
湿度と睡眠の質の関係について紹介します。
そもそも質のいい睡眠って?
「睡眠の質を改善しよう」なんていうことを
最近は耳にすることも多いですが
そもそも “質のいい睡眠” って
どんなものなのでしょう。
人の身体には
サーカディアンリズム(概日リズム)という
体内時計があり、それに合わせて
交感神経と副交感神経の働きが
バランスよく変動することで
活動する時間帯と休息をする時間帯を
周期的に繰り返しています。
質のいい睡眠とは
体内時計が “休息” を指している時に
副交感神経がちゃんと働くことで
身体が休まることができていることです。
身体がしっかり休むことができることで
疲労やダメージの回復・修復をすることができます。
そのため、「朝目覚めた時にどう感じるか」は
睡眠の質を簡単に確認するための指標になります。
湿度が高いと身体が休まらないの?
湿度が高い梅雨から夏にかけては
「不快指数が高い」なんてよく耳にしますが
多湿の環境下では、不快なだけでなく
交感神経が活発になってしまい
身体が休まりにくい状態になってしまいます。
自律神経は肺の動きにも影響を受けるので
大きくゆっくり呼吸(深呼吸)をすることで
副交感神経の働きが促進されます。
ですが、多湿の環境下では
深呼吸にも弊害がでてしまうため
結果的に自律神経の働きにも
影響を与えてしまいます。
また、気温が高い状態でも
身体はストレスを感じて交感神経が
活発になってしまうので
高温多湿の環境は身体の休息を妨げてしまいます。
そのため、寝室など
睡眠をする場所/部屋は気温や湿度を
調節することがとても大切です。
一般的には
気温が25~28度、湿度が45~60%が
夏場は適切だと言われています。
ただ、自分が「快適だ」と思う
環境には個人差があるので
これくらいの気温・湿度を目安に調整しましょう。
最後に
湿度は睡眠の質を低下させてしまう要因の1つですが
熱中症を引き起こす要因の1つでもあります。
そして、睡眠の質の低下による
睡眠不足や体調不良は熱中症のリスクを
高めてしまいます。
電気代を含む物価高騰などで
エアコンの使用を躊躇してしまうかもしれませんが
睡眠は健康の第一歩なので
寝室だけでも快適な環境づくりを
心がけてみてください。
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