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お腹の不調と腰痛はお互いに影響している!?

お腹と腰は、体幹の下半分の

前後に位置しているので

位置関係的にも構造的にも

お互いに影響を与えやすいです。


そこで今回は、お腹の不調と腰痛の

関係性について紹介します。




お腹と腰ってどういう関係?

お腹と腰は、前後に隣接していて

その境界は曖昧なので

全くの別物として考えることは難しいです。


まず筋肉に着目してみると

お腹の筋肉は身体を前に曲げる(前屈)働きがあり

腰の筋肉は後ろに後ろに曲げる(背屈)働きがあるので

お腹と腰の筋肉の働きは真逆の動きを生じさせます。

※すべての筋肉ではありません。


そのため、お腹と腰の筋肉の

筋力や柔軟のバランスが崩れると

動かす時に本来よりも強い力が必要になったり

動きに制限がかかったりして

痛みや違和感、動かしづらさなどの

不調が起こりやすくなってしまいます。


また、腰の筋肉の一部は

腹部内臓の近くを走行しているので

この筋肉にコリやハリが生じることで

“スペース”が少なくなってしまい

内臓の動き/働きに影響してしまうことがあります。


筋肉以外では

腹部内臓を取り囲んでいる腸間膜などは

腹腔の後ろ側(後腹壁)に付着しているので

腹部内臓や腰に不調があることで

腸間膜などにハリが出てテンションがかかって

お腹の不調で腰の不調が起こったり

その逆も起こることもあります。


また、女性の場合は

子宮の靭帯(仙骨子宮靭帯)が

骨盤の一部の骨(仙骨)についているので

子宮に不調があったり

妊娠して胎児が大きくなるにつれて

その靭帯が引っ張られてしまい

腰痛が起こりやすくなります。



お腹の不調⇔腰の不調を防ぐには?

一番の予防は

お腹と腰の両方の不調を予防することです。


お腹の不調であれば

それの原因となる食べ物や生活習慣を避けたり

腰の不調であれば

姿勢や筋力・柔軟の改善をすることが大切です。


そして、ストレッチを習慣にして

もしお腹か腰に不調が出ても

それが他に悪影響を与えにくい状態を

維持することも方法の1つです。


また、周囲をお腹と腰で囲われている腹腔は

上下を横隔膜骨盤底筋群という筋肉で蓋をされていて

この両方の筋力や柔軟が低下して

筋肉のバランスが崩れると

腹部の内臓に負担がかかってしまうので

結果的にお腹や腰の不調の原因となってしまいます。


特に骨盤底筋群は

姿勢の悪い人や妊娠・出産を経験した女性では

筋力が低下していることが多く

それにより、腹部と骨盤内の両方の臓器が

本来よりも下に位置してしまっていることもあります。


そのため、しっかり横隔膜を使って呼吸ができるように

姿勢の改善や呼吸のトレーニングをしたり

体幹トレーニングなどを用いて

骨盤底筋群のトレーニングをすることが大切です。



最後に

突然のお腹の不調や腰痛などは

そこに問題があることも多いですが

慢性的に不調が続いている場合には

どこかに影響を与えたり

逆にどこかからの影響によるものだったりします。


もし、お腹や腰の不調が続いているのなら

お腹の不調であれば腰に、腰の不調であればお腹に

一度目を向けてみるのもいいかもしれません。

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