股関節が硬いと腰痛が起こりやすくなる!?
- trefle osteo
- 8月5日
- 読了時間: 3分
更新日:8月8日
腰痛は多くの人が抱える身体の不調ですが
その原因はさまざまで
変形性関節症(腰椎症)や椎間板ヘルニアのように
画像から原因をみつけられるものから
NPLBP(Non-specific low back pain)のように
「どこも悪くない」のに腰に痛みを
感じるものまであります。
そして、腰痛の中でも
慢性化した腰痛を抱えている人の多くは
股関節の動きと関係していると言われています。
そこで今回は
股関節の動きと腰痛の関係について紹介します。
股関節ってどんな関節?

股関節は大腿骨と
骨盤の一部で構成されていて
身体の中で肩関節の次に
関節可動域が大きい関節です。
関節の動きが大きい分
動かすのにも安定させるのにも
筋力が必要となるので
股関節を跨ぐ筋肉がいくつもあります。
また、股関節は
立っている時や歩く・跳ねるなどの動作の時には
脚から伝わってくる衝撃を緩衝/緩和させる
働きもあります。
股関節の近くにある
仙腸関節や膝関節は関節の構造上
動きの制限が多い関節のなので
身体、特に下半身の使い方は
股関節の柔軟性によって大きく左右されます。
どうして股関節が腰痛と関係あるの?
腰痛と股関節の柔軟の関係性については
まだ明らかにはなっていませんが
腰痛(特に慢性腰痛)を抱えている人では
股関節の柔軟低下がよく見られて
股関節の動きの中でも
特に内側に捻る動き(内旋)の
制限が強いと言われています。
股関節の柔軟低下によって
腰痛が起こるor悪化すると言われる理由には
股関節役割と代償運動が挙げられています。
先ほども紹介したように
股関節には脚からの衝撃を
緩衝/緩和する役割があるのですが
柔軟が低下することで
衝撃吸収効果が低下してしまい
腰へ伝わる衝撃が大きくなることで
負担が大きくなり腰痛を引き起こすのではと
言われています。
また、股関節の柔軟が低下により
その動きを補おうと腰で代償運動が起こることで
腰の負担が大きくなってしまうことが
要因ではないかとも言われています。
そのため、腰痛がある人の
股関節の柔軟を改善することで
腰痛の軽減がみられています。
さらに関節周辺の筋力改善によって
股関節の安定性が高くなることで
腰への負担を軽減して
痛みなどの不調を起こしにくくすると言われています。
最後に
立ち座りや歩くなど
日常で無意識的に身体を支えている股関節は
意外と関節の硬さを見落としがちで
ストレッチをしてみて初めて気づく
なんてことも少なくありません。
腰痛を抱えている方はもちろんですが
股関節は脚への血流にも関与する
重要な関節の1つなので
ちょっとした隙間時間や
寝る前のリラックスタイムなどで
ストレッチするようにしてみてください。
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