膝の曲げ伸ばしで “ポキポキ” なるけど…大丈夫?
- trefle osteo

- 10月21日
- 読了時間: 3分
立ち座りや歩いている時など
膝の曲げ伸ばしで “ポキッ” と
なることありますよね。
あまりに大きな音でなったり
何度も繰り返しなると
「大丈夫かな?」と心配に
なってしまうこともあると思います。
そこで今回は、
膝の動きと関節の音について紹介します。
膝の動きで音がなるのはなんで?
膝の曲げ伸ばしの時に
“パキッ” や “ポキッ” のように音がなる経験を
したことをある方も多いと思いますが
痛みがないことがほとんどで
「なんでなるの?」と思いますよね。
膝関節がなる原因は
腱が動いたことによるものや
軟骨を傷つけてしまった音、
膝関節内で溜まった空気が弾けた音など
いくつか言われていますが
科学的にはまだわかっていなくて
関節が健康な状態でもなることがあります。
ですが、膝のクリック音は
膝変形性関節症の初期症状であることもあり
膝変形性関節症を患っている人のうち
約8割が膝のクリック音があるとも言われています。
こんな時には注意して!
膝のクリック音は
問題がないこともありますが
いくつか注意しておく必要があります。
まず、膝の音が鳴った時に痛みを感じる場合です。
痛みを生じた場合は
関節内の半月板や軟骨などを
傷つけてしまっていることがあるので
そのあと痛みが続いたり
腫れや熱感などの炎症症状がある時には
一度整形外科で詳しい検査を受けて
膝の状態を確認した方がいいでしょう。
そして音の頻度が増えたり
音が大きくなっていく場合にも注意が必要です。
膝のクリック音が変化してる場合は
関節の状態が変化していることが
関係していることもあり
特に、関節のこわばり・動かしづらさがある時は
膝変形関節症などの関節症の
初期症状であることがあるので
一度検査を受けてみた方がいいでしょう。
また、年齢を重ねるのに伴って
音がなり出した場合にも
変形性関節症が関係している可能性があるので
膝のクリック音が始まったタイミングも
気にしておくといいと思います。
予防・改善する方法は?
膝のクリック音を予防・改善する方法は
まだ確立されていませんが
運動とストレッチによって
関節の安定性を高めることと
関節の動きをスムーズすることで
予防や改善を図ることが多いです。
膝周辺の筋力が低下すると
膝が不安定になったり歪みが出ることで
関節が本来の動きをできなくなって
クリック音がなりやすくなります。
また、膝周辺の柔軟が低下も
関節の動きに制限をかけてしまうので
クリック音の要因となることがあります。
そのため、運動やストレッチで
筋力や柔軟を改善すると
膝のクリック音が和らぐことがあります。
ただし、関節内のダメージによるものや
変形性関節症によるものの場合は
それ対する治療が必要となるので
痛みや炎症症状などがある時には
無理に運動やストレッチをせずに
まずは病院に行って治療をしてもらいましょう。
最後に
膝のクリック音は
膝の状態の良し悪し関係なく起こりますが
痛みや炎症症状、動かしづらさなどがある場合は
関節内のダメージや変形性関節症が
起こっている可能性があるので注意が必要です。
また、運動やストレッチによって
クリック音が予防・軽減できなくても
将来的な変形性関節症などの予防になるので
簡単なものだけでも取り入れてみてください。


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