「なかなか眠れない」
「好きなことをしてもあまり楽しみを感じれない」
「すぐにイライラしてしまう」
このようなことを感じたことありませんか?
それ、もしかしたら
お腹の調子が良くないのかもしれません。
今回は
お腹の調子と幸福度の関係性について紹介します。
小腸の働きが特に大切?
よく「幸せホルモン」として紹介されているセロトニンは
脳内で神経の信号伝達を行う神経伝達物質のひとつで
人が幸福を感じたり睡眠の質をあげるために
とても大切な働きをしています。
このセロトニンは
小腸で約95%が生成されていて
残りの約5%が脳で生成されています。
そのため小腸の働きが低下してしまうと
全体のセロトニンの量が減ってしまい
不眠症や精神疾患(うつ病など)の原因となってしまいます。
また小腸では栄養素の吸収が行われるので
ここでセロトニンを生成するために必要な栄養素
(トリプトファン、ビタミンB6、マグネシウムなど)の
吸収ができていないと、小腸だけではなく
脳内でのセロトニン生成が減退してしまいます。
さらに
小腸で栄養素を吸収するためには
摂取した食べ物をしっかりと消化・分解する必要もあるので
胃や十二指腸、胆のうなどの
消化を行う臓器の働きもとても大切になってきます。
お腹の調子をよくするには?
お腹の調子をよくする方法は
とてもシンプルで、食事と運動です。
食事においては
まずはお腹の調子が悪くなる食べ物は避けましょう。
消化不良が起こったり
ガスが溜まりやすくなったり
便秘や下痢など
明らかな症状がある場合には
それらが起こった時に食べたものや飲んだものなどを
振り返ってみてましょう。
また症状の頻度や重症度などで
不安のある方や生活に支障が出ている場合には
病院に行ってお医者さんに診てもらいましょう。
特に現状でお腹の不調がない方は
腸内環境を整える食べ物(発酵食品や乳酸菌など)を
意識して摂取してみましょう。
さらにセロトニンの原料となる栄養素を
多く含んだ食べ物を意識して摂取することも大切です。
<おすすめの食材>
・大豆食品:豆腐、納豆、しょうゆなど
・乳製品:牛乳、チーズ、ヨーグルトなど
・その他:バナナ、たまごなど
そして運動においては
お腹周りの適度な運動とストレッチを行いましょう。
実は胃や小腸などの消化器官は
筋肉(平滑筋;不随意筋)でできているので
これらの筋肉の柔軟性が低下すると
臓器の働きも低下してしまいます。
また筋肉の柔軟性が低下すると
血液循環も低下してしまうので
吸収率が低下してしまったり
吸収されてもその栄養素が
しっかりと運搬されなかったりしてしまいます。
ただし、ここで言う”運動”は
腹筋を付けるための運動ではないので
「お腹周りの運動」と言いつつも
ウォーキングなどの簡単な全身運動でも大丈夫です。
ストレッチに関しても
お腹周りの動きを伴う
身体の前屈や後屈、捻りなどの
簡単な動きのストレッチで大丈夫です。
※ストレッチの際には深呼吸を忘れずに!
また笑う(特に爆笑など声を出して笑う)ことは
中等度の運動にもなると言われていて
ストレス軽減などの効果があるとも言われています。
なので、家族や友達と一緒に過ごしたり
楽しいと思えることをするなど
”笑う時間”を作ってみると
ストレス軽減+幸せホルモン上昇で
一石二鳥(もしくはそれ以上)ですね。
最後に
第2の脳ともいわれている”腸”の働きは
私たちの気分や睡眠の質などに
大きな影響を与えます。
お腹の調子を整えて
心も身体も元気にしていきましょう。
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