身体の不調は“お隣さん”のケアで軽減できる!?
- trefle osteo

- 3 日前
- 読了時間: 3分
痛みや違和感、動かしづらさなど
身体に不調があるとその部分をケアして
状態を改善しようと思いますが
実はポイントは “お隣さん” なのです。
そこで今回は
その “お隣さん” について紹介します。
お隣さんって?
一般的に“お隣さん”というと
自分の隣近所の人のことを指しますが
ここでは不調を抱えている部分の
周囲のことを指しています。
例えば、肘に不調がある場合は
前腕や上腕、手首、肩が
“お隣さん” にあたります。
<お隣さんの例>
首:背中・肩・胸部
背中:首・肩・胸部・腰
腰:背中・骨盤・股関節
肩:首・背中・胸部・上腕・肘
手首:肘・前腕・手
手:手首・前腕・肘
骨盤:腰・股関節
股関節:腰・骨盤・膝・大腿部
膝:股関節・大腿部・下腿部・足首
足首:膝・下腿部・足首
状態によって
お隣さんをさらに細分化することで
運動やストレッチ、施術などの効果を
高めることができます。
どうして “お隣さん” がポイント?
では、どうして “お隣さん” がポイントになるのでしょうか。
それは、身体を動かす時には
その周辺の “お隣さん” と連動して動くことで
より滑らかで的確な動きをしているからです。
「目の前の物を取る(掴む)」という動作も
肩・肘・手首・背中など
多くの関節を同時に動かすことで
1つの動作を生み出しています。
そのため、不調がある所の
近くの関節をケアして動きをよくすることで
その不調が起こっている所への負担を軽減しながら
動作をサポートすることができます。
また、筋肉には複関節筋という
2つ以上の関節を跨いでいる筋肉があるので
不調が出ているところ周辺の筋肉をケアすることで
動作のサポートはもちろん血流のサポートにもなり
修復・回復を促してくれます。
特に、ケガをした直後などの急性期の時や
炎症症状があるなどで、不調があるところに
直接的な刺激を加えない方がいい場合は
“お隣さん” のケアを重点的にして
そのお隣さんの周辺までケアをすることで
間接的に不調があるところへ
アプローチをかけていくことが大切です。
こんな人におすすめ!
基本的には不調がある人は
全員、“お隣さん” のケアをおすすめします。
その中でも、先ほども少し紹介しましたが
直接不調のあるところをケアできない場合は
“お隣さん” のケアがとても大切です。
直接そこがケアできないと
「なにもしない」という選択肢を
選んでしまう方も多いかもしれません。
ですが、その不調があるところを
直接的にケアできない時に
周辺のケアをするかしないかで
復帰まで、もしくは復帰後の状態が
大きく変わってしまいます。
周辺のケアだけでもしておくと
復帰までの期間を短縮できたり
復帰した後の再発の予防・抑制になります。
また、慢性○○ (例:慢性腰痛) のように
長期間にわたって不調を抱えている場合は
その不調が周辺にまで派生して
同時にいくつかの問題があることが多いです。
そのため、その部分の不調が軽くなると
「次はこっちが…」なんてことも。
“お隣さん” を含む全身をチェックして
必要に応じてケアの範囲を
決めていくこともポイントになります。
最後に
痛みや動かしづらさなど、身体の不調があると
そこをケアしようと考えてしまいがちですが
実は、周辺も一緒にケアをすることが
とても大切です。
また、不調が出ているところと
実際に問題があるところが別の場所なんてことも
珍しいことではないので
“お隣さん” も意識しながらケアしてみてください。



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