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膝の不調には股関節と足首にアプローチを!

膝は立ち座りや歩くなど

日常の動作で頻繁に使っている上に

体重を支えている関節の1つなので

不調を抱えている人も少なくないと思いますが

膝はその特徴から、膝のケアをするより

股関節や足首にアプローチをかけた方が

効果的って知ってましたか?


そこで今回は

膝のケア✖股関節・足首について紹介します。




膝関節ってこんな関節

膝関節は、大腿骨・脛骨・膝蓋骨の

3つの骨で構成されていますが

膝を動かす時には脛骨の横にある

腓骨も関係してきます。


膝

そしてこの関節は、膝を伸ばした状態が

関節の自然なポジションなので

屈曲 (曲げる動き) は135°程度動きますが

伸展 (伸ばす動き) は0°と全く動かず

また、その他の動き (捻りなど)も小さいので

比較的動きの小さい関節となります。

※反張膝の場合は<10°程度伸展する


そのため、太ももの前は

膝を曲げることでストレッチができますが

太ももの裏や側面、ふくらはぎは膝の動きで

ストレッチをかけることができません


また、膝を動かす筋肉は

膝だけを跨いでいる筋肉は少なく

股関節や足関節 (足首) など複数の関節を

跨いでいる複関節筋(多関節筋) が多いので

膝よりも関節の動きが大きく

動きの種類の多い股関節と足関節を使って

筋肉を緩める方がより効果的です。



股関節と足首、どっちのケアが効果的?

股関節と足関節のどちらのケアが

膝へのアプローチとして効果的かは

膝の問題によって異なります


筋肉に注目をした場合は

太ももの筋肉の不調 (ハリや疲労など) であれば

股関節と膝関節の動きを使い

ふくらはぎや脛の筋肉の不調であれば

足関節と膝関節を使ってケアを行います。


関節の動きに注目をした場合は

もともとO脚/X脚のように

膝に歪みがあるのであれば

股関節と足関節の両方のケアが効果的ですし

関節の滑りに問題があるのであれば

足首周辺や腓骨のケアをすることで

効果が得られることが多いです。


そのため、膝の不調がどういったものなのかを

しっかり把握することが大切です。



2つのOMTを組み合わせると◎

膝関節の動きは外から見ると

ただ曲げ伸ばししているように見えますが

関節内では前後の滑りや捻りの動き

同時に発生しています。


また、大腿四頭筋をはじめ

膝周辺には大きな筋肉も多いので

1つよりも2つ以上のテクニックを

組み合わせて施術をした方が

より効果を得やすくなります。


例えば、METを使いながら

Articulatory techniqueやMobilisationを

同時に行うことで筋肉を緩めながら

関節の動きを促すことができます。


また、これはもともとセットではありますが

METを行った後にHVLAをすることで

より関節の制限を明確にすることができるので

HVLAによる関節への負担を軽減できます。


このように膝の状態やターゲットによって

いくつかのテクニックを組み合わせることで

施術の効果や安全性を高めることができます。



最後に

複数のテクニックを組み合わせることで

施術の効果や安全性が高くなるのは

どの関節でも言えることなのですが

膝関節のようにもともと関節の動きに

制限がある関節の場合は1つのテクニックでは

不十分であることがあります。


また、変形性関節症など

関節自体の構造の変化によって

関節の動きに制限がかかっている場合も

同様に行うことで効果が得られやすくなります。

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