見た目だけじゃない！X脚・O脚を放置しない方がいい理由って？

X脚やO脚は膝関節の歪みで

脚の見た目に影響することから

美容の場面で目や耳にしたことがある方も

少なくないと思います。

ですがこの脚の歪みは

見た目よりも膝のことを考えると

できるだけ放置せずに改善した方がいいのです。

そこで今回は

X脚・O脚について紹介します。

1. X脚・O脚って？

2. X脚・O脚の放置は危険!?

3. 予防や改善方法は？

4. 最後に

X脚・O脚って？

X脚とO脚は、脚全体を見た時に

膝の位置が内側に入っていて

“X” に見えるものをX脚といい

膝の位置が外側に出ていて

“O” に見えるものをO脚とよばれています。

また、このX脚・O脚は俗称で

正式にはX脚は膝関節が

外向きに曲がっているので外反膝、

O脚は内向きに曲がっているので内反膝といいます。

これらは主に、

股関節や足関節の影響を受けて

代償的に起こっている歪みなので

実際は膝関節だけでなく

脚全体に歪みが出ています。

X脚の場合は

太ももが内股のようになっていて

膝が内側に入り足首が “O” 状になっています。

O脚の場合はその反対で

太ももがガニ股のようになっていて

膝が外側に出て足首が “X” 状になっています。

このX脚やO脚の多くは

筋力・柔軟の低下やそれに伴う

身体の使い方のクセによって

起こることが多いですが

もともとの脚の関節のつくりや

脚の骨の形状などによって

変形が起こってしまうこともあります。

また、骨折など大きなケガなどによって

左右の脚の長さ (脚長差) が変わったり

関節症などによって関節の状態が変わることで

X脚・O脚になることもあります。

脚長差がある場合には

脚の歪みは片方に強く出る傾向があり

脚長差が大きいほど、骨盤や腰まで

大きく歪みが出るので

全体的に姿勢が崩れてしまうこともあります。

X脚・O脚の放置は危険!?

X脚・O脚は見た目の問題から

改善を決意する方も多いですが

膝への負担を考えると

見た目に関係なくできるだけ

早めに改善をした方がいいです。

そもそも歪みは

本来の関節の状態ではないので

動ごかすことで関節の負担は

とても大きくなります。

X脚・O脚の場合は

X脚であれば膝の外側に

O脚であれば膝の内側に

特に負担がかかってしまいます。

関節への負担が大きくなれば

その分、将来的な変形性関節症の

リスクを高めてしまうことになります。

また、これらの歪みは

股関節・足関節でも歪みが起こっているので

膝関節だけでなく脚全体の不調の原因と

なってしまう可能性があります。

そして、歪みは関節運動を

正常にできない状態なので

腰痛など脚以外の場所にも

不調が出てきやすくなってしまいます。

予防や改善方法は？

X脚・O脚の予防や改善方法は

体幹と下半身の筋力と柔軟の改善と

歩き方 (身体の使い方) の改善です。

体幹の筋力が低下してしまうと

身体の安定性が低下してしまうので

立つ・歩くなどの時に

身体が不安定にならないように

脚の位置や動かし方を変えて

調整をしようとするので

下半身の歪みの要因となってしまいます。

また、偏った身体の使い方によって

筋力や柔軟のバランスが崩れると

歪みを引き起こしやすくなり

もともと変形や脚長差などがある場合には

X脚・O脚を助長してしまいます。

特に、身体のつくりや構造上の問題で

X脚・O脚が起きている場合は

いかに歪みを最小限に抑えるかということが

とても重要になります。

脚長差がある場合には

インソールで脚の長さを調節することで

X脚・O脚の予防や改善にもなります。

基本的に股関節の外側と内側のバランスが

X脚の場合は

「筋力：外＜内、柔軟：外＞内」で

O脚の場合は

「筋力：外＞内、柔軟：外＜内」と

なっていることが多いのですが

現状がどういう状態であったとしても

このバランスが「外≒内」となるように

運動と柔軟をすることで

予防・改善をすることができます。

最後に

「人生100年時代」なんて言われるほど

医療の進歩によって寿命が長くなった今、

多くの人の関心が

「いかに元気に長く生きられるか」という

健康寿命に目を向くようになりました。

その中でも、脚/足は

痛みや不自由が出てしまうことで

身の回りのことをするにしても

どこかに行くにしても

精神的なストレスが大きくなってしまいます。

心身ともに元気で過ごせるように

今からできることを始めてみてください。