アキレス腱炎やセーバー病など
ふくらはぎの筋肉が関係して起こる
ケガや身体の不調はたくさんあります。
そこで今回は
ふくらはぎの施術とMETの
相性について紹介します。
※METについてはここをチェック!
ふくらはぎは疲れやすい!?
ふくらはぎの筋肉は
膝と足首を動かすものはもちろんですが
足の指を動かすものも含まれています。
立っているだけでも
身体が前に倒れないようにしたり
しっかり地面を踏みしめるために
ふくらはぎの筋肉は常に働いています。
歩いたり走ったりするときには
さらに強い力を使って
足首を動かして地面を蹴ったり
膝を動かして脚(膝下)を持ち上げたりしています。
また、ふくらはぎは “第二の心臓” と
言われることもあるほど
重力で下に下がった血液を
上(心臓)に返すポンプとしての働きもあります。
そのため、疲れを感じていなくても
ストレッチをしたりマッサージをすると
思いのほか疲れが溜まっていて
驚くことも少なくありません。
マッサージでは刺激強すぎる!
普段からストレッチやセルフマッサージをして
しっかりケアしている人であれば
筋肉の柔軟性も高いので
痛みを感じることが少ないかもしれません。
ですが、そういうことを習慣にしていない人の場合
ふくらはぎの筋肉のハリ・コリが強く
柔軟性が低下してしまっているので
マッサージでほぐそうとすると
強い痛みを伴ってしまいます。
また、マッサージでは
深層の筋肉をほぐすことはできないですし
もしできたとしても
マッサージだけで施術をしようとすると
強めに長くする必要があるので
長い時間痛みに耐えないといけなくなります。
ふくらはぎ×METの相性がいいわけ
先ほども紹介したように
ふくらはぎには膝を動かすものから
足の指を動かすものまで多くの筋肉があるので
筋肉の層が厚くなっています。
筋肉はマッサージのように
身体の外から力を加えるよりも
実際に筋肉を動かした方が
筋肉全体の血流を改善できるので
疲れやハリ・コリを改善する方法として最適です。
普通にストレッチをだけでも効果はありますが
その場合には、目的の筋肉を伸ばせるだけの
関節の柔軟性がとても重要ですし
もし関節が柔らかかったとしても
安全に動かせる限度があるので
ストレッチだけで筋肉を伸ばすのには限界があります。
それに比べてMETは
「軽く力を入れる→力を抜いてストレッチする」
を繰り返し行うものなので
関節の可動域に関係なく筋肉を緩めることができます。
ふくらはぎを挟んでいる
膝関節と足首は大きい方ではなく
特にふくらはぎを伸ばす動きの制限が強いです。
そのため、METと組み合わせて
ストレッチをすることで
より効果的に筋肉を緩めることができます。
自分でもできる!?
ストレッチの合間に
数回軽く力を入れれば “セルフMET” として
取り入れることもできます。
ふくらはぎの場合は
タオルなどを使うことで簡単にできるので
気になる方はやってみてください。
動画はあくまで例ですが、やり方に関係なく
ストレッチをかけすぎたり
回数が多すぎたりすると
逆に筋肉や関節を傷めてしまったり
筋肉の疲労の原因になってしまうので
やりすぎには注意しましょう。
最後に
ふくらはぎの筋肉に限らず
身体中の筋肉は重なり合っているので
マッサージだけでの施術では限界があり
それだけに頼っていると
指や手に負担がかかりすぎるだけでなく
表面にある皮膚などに悪影響を
引き起こしてしまう可能性があります。
特に、高齢の方の場合
皮膚だけでなく骨も弱くなっているので
強くマッサージすることで
皮下出血はもちろん骨折を起こすこともあるので
マッサージと他に筋肉を緩める方法を
取り入れることはとても大切です。
Comments