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膝の不調は足首から⁉

執筆者の写真: trefle osteotrefle osteo

みなさんは膝に痛み/違和感がある時

どこが悪いと思いますか?


その症状、

もしかしたら足首から来ているかもしれません。


今回は

「膝と足首の関係性」について紹介します。




膝と足首の関係性は?

膝関節は

大腿骨と脛骨、膝蓋骨の3つで構成されていて

足首(足関節)は

脛骨と腓骨、距骨の3つで構成されています。


そして、今回のポイントとなるのは腓骨です。


膝

この骨は脛骨と関節を成していて

膝周辺(近位脛腓関節)と足首周辺(遠位脛腓関節)の

2か所で関節があります。


また、この2つの関節の間には

下腿骨間膜という膜状のものが張られていて

脛骨と腓骨の動きを連動させる働きがあります。


この脛腓関節の動きは

大きいものではありませんが

足首の安定や動きのスムーズさ

立っている時や歩行時などの

踵から伝わる”衝撃”を

足首から膝に伝えるためにとても重要になります。



膝の不調はどうして足首からくるの?

足首(足関節)の捻挫などのケガや不調によって

動かせない期間があったり動きが悪くなると

その関節の動きを補おうと

周辺の関節が過剰に働こうとします(代償運動)。


また、捻挫などの足首のケガの場合には

遠位脛腓関節の捻挫も同時に

引き起こしてしまっていることもあります。


そのため

足首周辺でケガや不調があると

膝周辺にある近位脛腓関節も影響を受けて

結果的に「膝の痛みや不快感」として

症状が出ることがあります。


さらに、

足首のケガや不調、それに伴う遠位脛腓関節の不調により

踵→足首→膝への”衝撃”の伝達が

正常に行われなくなると膝への負担が大きくなり

膝関節自体に影響を及ぼすこともあります。



膝を改善するときには足首も要チェック!

もちろん、

膝の痛みや不快感、不調などは

さまざまなことが原因で起こります。


ですがもし、

・膝関節周辺のケガがない

・膝関節自体の変形性関節症などの病変がない

・O脚やX脚などのような膝関節のアンバランスがみられない

・足首の捻挫をしたことがある

などがあてはまったら

膝を確認すると同時に

遠位脛腓関節を含む足首周辺の確認も行ってみてください。


また、

膝関節の不調の際の代償運動は足首でも行われるので

膝の治療の際に足首を含む代償運動を行っている

関節のケアを平行して行うことで

代償運動による2次的なケガや不調を予防できます。



最後に

どの関節にも言えることですが

関節の痛みや違和感、不調は

他の関節が原因で起こることがあります。


なので、

関節を確認する際には

その周辺の関節も同時に確認を行い

治療も並行して行ってみてください。

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