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足にはFunctional techniqueがおすすめ!

執筆者の写真: trefle osteotrefle osteo

以前紹介したFunctional techniqueですが

実は足の施術をするのに

とても相性がいいんです。


そこで今回は

Functional techniqueが足の施術に

どのように向いているのか紹介します。




どうして足に向いてるの?

足の構造は

基本的に手の構造と似ていて

足根骨6個、中足骨5本、趾骨14本で構成されています。

(手:手根骨、中手骨、指骨)


そして、これらの骨は

”関節”を介して連結しています。


”手”が「細かい動きを必要とするため」に

骨と関節の数が多いのに対して

”足”は関節の数を増やすことで

地面からの衝撃を緩衝する」ようにしています。


また、体重を支える部分でもあるので

安定性がとても重要になるので

手に比べて意識して動かせる関節が少なく

さらに関節間の固定(靭帯)も強固です。


そのため、METのような

施術される側の人に

意識的に身体を動かしてもらうことを必要とする

テクニックは足の多くの関節の施術には

あまり向いていません。


そして、靭帯をターゲットにしたBLTも

片手で特定の靭帯を触知したまま

関節の動きを確認して

施術を施すことは難しいです。


ですが、Functional techniqueであれば

足のように小さな関節が連動している場合

いくつかの関節を同時にケアができるので

とても有効になってきます。


また、このテクニックは

関節の動きに関わる

関節周囲の皮膚や筋膜なども

同時に緩めることができ

さらにマッサージのように

力や体重を1ポイントにかけるものではないので

施術者の指や手の関節への負担も少なく

比較的短時間の施術で済むので

施術者にもやさしいテクニックです。



どんな時に使うの?

足に対してFunctional techniqueを使うタイミングは

足の関節の動きが悪くなっている時です。


足の動きが悪くなっていると

地面からの衝撃を吸収しにくくなるので

足への負担が大きくなるので

足の疲労感や痛みなどの症状が出やすくなります。


また、その状態が長期化することで

吸収/緩衝されなかった衝撃が

足首や膝、股関節、腰など

さまざまなところへ影響を与えるので

それらの関節の違和感や痛み、歪みなどを

引き起こす原因となってしまいます。


そのため、足に症状が出ている場合はもちろん

特に地面からの衝撃の影響を受けやすい

腰から下にかけて不調がある場合には

足の関節のチェックも大切になります。


そして、このテクニックは

足周辺のケガをした場合にも有効です。


足首の捻挫などのように

固定を必要とするケガをした場合

その固定期間に足全体の

関節の動きは悪くなってしまいます。


もちろん、捻挫を起こしている関節や

傷めている靭帯や筋肉などを含む部分に

テクニックを施すことはできませんが

ケガをしていない健康な関節の動きを

悪くしないために予防として使うこともできます。


そうすることで

固定が取れた後の倦怠感などを生じにくくしたり

回復もスムーズにすることができます。


また、健康な部分の柔軟性をキープすることで

周辺の血行を促進することにもなるので

ケガの修復をする手助けする

役割を担うことができます。



どんなことに気を付けたらいい?

このテクニックは

関節をターゲットとしたテクニックなので

まず、施術を施す関節にケガなどの

問題がないことを確認する必要があります。


直近で骨折や捻挫などを

起こしていないことは当然ですが

過去にケガをしていて

関節が緩くなっている場合には

このテクニックを施すことで

関節の不安定性を高めてしまうことになるので

過去のケガ歴と現在の状態の

両方を把握することが大切です。


そして、テクニックを施すタイミングも大切です。


これは

このテクニックに限ったことではありませんが

特にこのテクニックは関節を緩めるものなので

施術後には安静にしてもらう必要があります。


関節緩めた状態はすなわち

関節の不安定性が高くなっている状態なので

スポーツ競技や肉体労働などのような

身体に負担のかかる動きを施術後にしてしまうと

ケガの原因となってしまうことがあります。


そのため、施術を始める前に

施術後にどのように過ごすか確認したうえで

このテクニックを使うかどうかを

判断することが大切です。


その他にも

施術中に痛みや違和感を感じた場合には

テクニックによって

捻挫などのケガを引き起こしかけていたり

何らかの不調がある場合があるので

施術を止めて状態を再確認しましょう。



最後に

数あるOMTも

使い方やタイミング、部位によって

施術の効果を高めたり

逆に症状を悪化させてしまうことがあります。


身体の構造や状態、テクニックを

しっかりと把握したうえで

より効果的に、また

施術をする側にもされる側にも

安全でやさしいテクニックを選択できるようにしましょう。

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