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腸腰筋のケアするなら、PR×MET!

スポーツやトレーニングをしていると

聞く機会も多い「腸腰筋」という筋肉。


でもこの筋肉は

運動をしているかどうかに関係なく

毎日酷使している筋肉の1つです。


そこで今回は

OMTでの腸腰筋のケアについて紹介します。




腸腰筋はこんなときにも使っている!

腸腰筋

腸腰筋は腰の骨 (T12/L1~L5)から

太ももの内側 (大腿骨小転子) についていて

股関節屈曲の主動筋としての

役割を持っています。


そのため、股関節屈曲が勝負のカギとなる

ランナーなど走ることの多い競技/スポーツや

キックボクシングのように

脚を主要に使う競技/スポーツでは

腸腰筋の強化が必須となります。


また上記のような競技/スポーツとは関係なく

歩く・仰向けから起き上がるなど

日常動作でも使われている筋肉です。


そして、座っている時にも

上半身が後ろに倒れないように

常に頑張ってくれている筋肉でもあります。


例えば、腰痛持ちの人の中には

座った状態から立ち上がった時に

「腰が伸びない」という方も多いです。


これは座っている時に

腸腰筋が頑張った結果、凝り固まった状態で

座ったままの姿勢が長いほど

「腰が伸びない」度合い強くなります。


また、高さのある椅子などに座るよりも

低いイスやしゃがむなど

より股関節屈曲した状態で座る方が

腸腰筋は疲れやすくなります。



ケアではPR×METで効果的に

腸腰筋はいわゆるインナーマッスルなので

マッサージのように外から圧を加える方法だけで

この筋肉を緩めようとすると

お腹を一定時間何度も圧迫することになるので

不快感やに痛みを感じやすくなります。


もちろん、不快感や痛みが

生じることも良くありませんし

不快感や痛みが出ることで

筋性防御 (筋肉を硬くして守ろうとする)が

表層にある腹筋群などで働いてしまうので

深層にある腸腰筋へのアプローチ効果は

無くなってしまいます。


また、深層にある筋肉を押そうと思うと

ある程度の力で圧迫することになるので

場合によっては皮膚や表層の筋肉のダメージや

内臓への悪影響が起こる可能性もあります。


そのため、圧迫だけでケアをするというよりも

ストレッチのように筋肉自体を動かして

ケアをする方法を組み合わせた方が

より効果的に安全にケアすることができます。


オステオパシーテクニック (OMT) の

直接的に圧迫を加える方法と

ストレッチ要素のある方法なので

この2つを組み合わせることで効果的に

腸腰筋のケアをすることができます。


もちろん、筋肉の状態や

施術を受ける人の好みなどもあるので

必ず両方ともするわけではありませんが

まずPRで筋肉周辺や筋肉の一部を緩めて

METで全体的に緩めていきます。


ただPRの場合は

少しお腹を押し込んで行うので

不快感やこそばゆさを感じる人も多いですし

元々お腹に不調があったり

生理中の女性の場合は

お腹の圧迫を避けた方がいいので

METだけの場合もあります。


METを行うときには

うつ伏せ・仰向け・横向きの

どのポジションでもできるので

その人の身体の状態や自分の筋力などに合わせて

ポジション選びをすると

より効果的な施術ができます。


そして股関節屈曲は

腸腰筋を主動筋としていますが

その他のさまざまな筋肉 (大腿四頭筋など) も

補助筋として働いているので

それらの筋肉も一緒にケアすることも

腸腰筋の負担を軽減するために必要です。


最後に

腸腰筋が凝り固まる要因には

使いすぎや筋力低下、

運動不足によって筋肉が動いていない

(伸び縮みしていない) ことがありますが

多くの場合は後者の2つが

大きな要因となっています。


とはいえ、運動をしても

すぐに状態が改善するわけではなく

施術でサポートすることもとても重要なので

できるだけ効果的に安全に

施術を行うようにしましょう。

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