よく女性を中心に
話題として取り上げられることの多い
「骨盤の歪み」ですが
実は男性にとっても重要なポイントになります。
また「骨盤の歪み」と一口に言っても
タイプはさまざまで
”歪みを完全に取り除かない方がいい”
という場合もあるので
骨盤を矯正する場合には
自分の骨盤の歪みの
原因とタイプをしっかりと把握することが必要です。
今回は骨盤についてと骨盤の歪みの種類について紹介します。
骨盤って?

そもそも骨盤とは
左右の寛骨とその真ん中にある仙骨の総称です。
そして寛骨と仙骨でできた関節を
仙腸関節と言います。
この仙腸関節は多くの靭帯と筋肉によって
しっかりと固定をされているので
可動域はとても狭いです。
※最大約2㎜/5度以内と言われています。
ですが、この少しの可動域は
仙骨は上体の前屈後屈運動時に
寛骨は歩行時に
この関節を軸に動くことによって
それらの動きをスムーズに行うためにとても重要です。
そして骨盤の一番重要な役割は
内臓(骨盤内臓)を守ることです。
骨盤内には
膀胱や直腸、生殖器など大切な臓器に加えて
左右の腸骨動静脈のように
太い血管も走行しています。
これらを外からの衝撃から守るために
骨盤はとても大切な構造となっています。
骨盤の歪みの種類は?
骨盤の歪みは大きく分けて
仙骨の歪みと寛骨の歪みに分けられます。
①仙骨の歪み
仙骨の歪みは4つの軸で発生します。




この仙骨の歪みの特徴は
前方方向に向かって回転する歪みは
慢性的な腰痛を持っている人に多くみられ
後方方向への回転の歪みは
ぎっくり腰などの急性的な腰痛を持つ人に多くみられます。
②寛骨の歪み
寛骨の歪みは3つの軸から発生し
左右別々に歪むため、そのパターンはさまざまです。



この歪みは左右で異なった歪み方をするので
どちらの寛骨がどのように歪んでいるのかを
しっかりと把握する必要があります。
また左右の寛骨は片方だけ歪むこともあれば
片方の寛骨が歪むことで
もう片方の寛骨が相対的に歪むこともあります。
そのため
どちらが歪んでいるのか
またどちらの寛骨の歪みが原因となっているのかを
見極めることが大切です。
最後に
骨盤は3つの骨で構成されているので
歪みを見る際には
それぞれの歪みを見極めることが大切になります。
次回(PART2)では
骨盤の歪みの原因と治し方について紹介します。
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