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Fronto-nasal release/disengagement technique

執筆者の写真: trefle osteotrefle osteo

今回は顔を構成している骨である

前頭骨(おでこの骨)と鼻骨をターゲットにした

Fronto-nasal release/disengagement techniqueを紹介します。




Fronto-nasal release/disengagement techniqueってどんなテクニック?

このテクニックは

OCF(Osteopathy in the Cranial Field)の1つで

鼻骨の動きを改善して

前頭骨との間に隙間を作ります


OCFはターゲットとする頭部の骨の動きを

促進するようなテクニックなので

インダイレクトテクニックに分類されます。


このテクニックで特に注目するのは

左右の鼻骨の動きです。


互いの鼻骨と前頭骨、篩骨と関節を形成している鼻骨は

垂直な軸上で微量ですが内外転をしています。


そして、鼻骨と前頭骨は

鼻骨が前頭骨に

はまり込む形で関節を形成(Gomphosis joint)しているので

この関節が過度にはまり込むことで

鼻骨の動きが悪くなることが多いです。


この鼻骨の動きは

顔、特に鼻周辺の循環にも大きく関係しているので

動きが悪くなると循環が低下して

鼻周辺のトラブルが起こりやすくなります。



どんな時に使うの?

鼻骨の動きは特に

鼻周辺の循環に関与してくるので

鼻炎や蓄膿症などの

鼻に症状がある時に使われることが多いです。


また、頭痛などの

頭部/顔面部の他の症状がある際にも

頭部全体の循環を改善するために使われたり

全身のリンパの流れを改善する際にも

使われることがあります。



どんなことに気を付けたらいい?

このテクニックでは

鼻とおでこを直接触ることになるので

施術を行う際にはしっかりと了承を得てください。


また、顔に急性のケガ(骨折や傷など)がある際には

十分に気を付けながら施術を行い

場合によっては施術を断念した方がいいこともあります。


他にも

頭部の出血が疑われる場合や、

腫瘍や血腫のように

頭内部を侵害しているものがある場合には

症状が悪化することがあるので

このテクニックに限らず

OCFを施さないようにしましょう。



最後に

Fronto-nasal release/disengagement techniqueは

ターゲットが小さく

目に見える効果を得にくいテクニックですが

繰り返し行うことで

鼻周辺のトラブルの改善につながります。


また、このテクニック単体で行うよりも

他のOCFと組み合わせることで

より効果的に施術を行うことができます。

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