手/腕の浮腫みが気になるなら、Axillary pump!
- trefle osteo

- 7月29日
- 読了時間: 3分
手/腕は上半身にあるので
足/脚のように浮腫みを感じることは
少ないと思いますが
長時間気温の低い場所にいたりすると
循環が低下してしまうので
手に浮腫みが出ることもあります。
そこで今回は
手/腕の循環UPに欠かせない
Axillary pumpについて紹介します。
Axillary pumpって?
Axillary pumpは
オステオパシーのリンパテクニックの1つで
脇のリンパ節(腋窩リンパ節)をターゲットとした
ダイレクトテクニックです。
脇は体幹と腕をつなぐ部分に位置していて
腕やその先にある手への循環において
とても重要な動静脈も通っています。
そのため、腕や手への循環の改善を図る際には
肩関節へのアプローチは必須で
その1つとしてAxillary pumpが用いられます。
どんな時に使う?
Axillary pumpは
腕~手の循環を改善させる時に
使われるテクニックです。
循環の低下を表す代表的なサインは
冷えと浮腫みです。
寒冷な環境に長時間さらされたり
肩~手のどこかしらが圧迫されたりして
水分の供給と排出のバランスが崩れてしまうと
指先まで十分に熱が運ばずに冷えてしまったり
浮腫みが起こってしまいます。
この場合は、まず循環が低下している原因を
改善/解決することが大切ですが
サポートとして脇へのアプローチも
同時にすることでより循環を促すことができます。
腕~手にケガなどで腫脹(腫れ)がある時も
過度な血流の滞留による症状(痛みや過剰な炎症など)を
防止・緩和するために使われます。
また、腕~手のケガの後や
疲労がみられる場合には
循環が低下することで
修復力・回復力も低下してしまうので
このテクニックを使って腕全体の
循環を促すことで修復・回復をサポートします。
ここには注意して!
このテクニックは
脇に直接的な圧迫を加えるものなので
脇に傷があったり肩関節のケガの直後には
その状態を悪化させてしまう可能性があるので
注意が必要です。
また、発熱などの全身症状がある場合や
感染症が疑われる場合には
循環が促進されることで
症状が悪化してしまう可能性があるので
Axillary pumpを含むすべてのリンパテクニックは
避ける必要があります。
そして、脇にしこりや腫れのように
リンパ節の肥大が疑われる場合には
リンパ系に問題があることがあるので
リンパテクニックは避けて
すぐに病院で検査を受けるようにしましょう。
最後に
腕や手に浮腫みを感じることは
あまり多くはないと思いますが
猫背などの姿勢の悪さは
腕~手の循環を低下させてしまう要因の1つで
冷え性のように指先が冷たくなってしまったり
それを放置することで
浮腫みやすい状態になってしまいます。
腕~手に加えて脇へのアプローチをすることで
腕全体の循環をサポートしてくれるので
ぜひ取り入れてみてください。



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