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腹筋のストレッチや腰椎の動きの改善にも使える、Lumber rollって?

お腹と腰は、前後関係にあるので

お互いに影響しあっていて

どちらかに不調があると

もう一方にも悪影響を及ぼしたり

どちらかが改善することで

もう一方も改善したりします。


そのため、施術も

お腹と腰の両方に影響を与えるものもあります。


そこで今回は、お腹と腰の両方で使われる

"Lumber roll"について紹介します。





Lumber rollって?

Lumber rollとは

文字通り、lumber(腰)をroll(回転)させて

お腹や腰に対して施術を行う方法です。


この方法(形)では

腰(腰椎椎間関節)の動きを改善するために

ArticulationやMobilisationとして使ったり

腹部や腰部の筋肉を緩めるために

METやストレッチとして使います。


また、これらの施術(ArticulationやMETなど)で

改善が見られない時には

最後に力を加えることで

HVLA(high-velocity, low-amplitude)に

そのまま移行することもできます。



どんな時に使うの?

Lumber rollは、腰を捻る動きを利用ているので

腰部/胴回りの捻りの動きに

制限がかかっている時に使われます。


ただ、普段身体を捻る時には

腰部/胴回りの捻りに制限がかかっていても

上下にある胸背部や頚部、

股関節の動きで補われているので

日常生活で自覚している人は多くないです。


そのため、腰痛など腰に不調がある場合に

腰の動きをみて制限がかかっているか

確認することが大切です。


また、腰周辺に不調を感じていなかったとしても

お尻や脚に痛みや痺れなど不調がある場合

腰が原因であることも多いので

腰に自覚症状がなくても

Lumber rollなどで施術をすることもあります。


そして、腰/胴回りを捻る動きは

腰回りの筋肉と腹筋のストレッチにもなるので

それらの筋肉にハリやコリがあったり

疲労が蓄積されている場合は

この動きを使って筋肉のケアをすることもできます。



気をつけることは?

まずは腰の状態を把握することは重要で。


変形性関節症や腰椎椎間板ヘルニアなど

腰椎やその周辺に問題がある場合

無理に動かしたり過度な力を加えると

症状が悪化してしまうので

注意して確認しながら施術することが大切です。


そして、腰/胴回りを捻る動きは

お腹を圧迫してしまう動きなので

妊娠していたり腹部大動脈瘤があるなど

お腹を圧迫することで危険が生じる場合は

Lumber rollの使用は避ける必要があります。


また、これらの状態ではなくても

食後や生理中など

お腹を圧迫することで

不快感を強めてしまうタイミングでは

施術の前はもちろん施術中も確認をしながら

必要に応じて施術方法を変更するようにしましょう。



最後に

Lumber rollは、ターゲットを明確にして

腰/胴回りを捻る施術方法なので

誰かにやってもらう必要がありますが

腰/胴回りを捻る動きは、自分でもできるので

1日の終わりにストレッチとして

取り入れることもできます。


ただ、腰やお腹に不調があったり

妊娠をしている場合には

この動きによって状態の悪化や

危険が生じることがあるので注意が必要です。

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